−雑記帳−2005年1月 戻る

 


1月31日
■ プリキュア 48話 (最終回)

なんと、プリキュアを追って虹の園へとやってきたジャアクキング様。
町の人々を超絶パワーで消し去り、

「我々の為に舞台を整えたまでだ…」

傲然と言い放つジャアクキング様。そこがしびれるあこがれる(笑)。
プリズムストーンをすべて入手した時点で、プリキュアを放っておき、
「すべてを食いつくす闇の力」で、虹の園が滅びるのを待つ…そういった選択肢もあったはずです。
プリキュアを直に葬り去りにきたあたり、ジャアクキング様の細心さ用心深さが伝わってきます。

「お前たちがいなければ、光の園など簡単に征服できたものを…」

この言葉が全てを物語るように、非戦闘員で構成された光の園自体は、
最初のダークファイブから、カブキマンとゲキドラーゴでも連れていけばあっさり征圧できたはずです。
に蝕まれ、自身が動けぬ為に部下に任せざるを得なかったジャアクキング様。
そのために失敗を続け、分身として生み出した闇の三戦士には、
まさしく飼い犬に手を噛まれるというような状況へ…(笑)。もはや、他人には任せておけません(笑)。
そういった経緯も含めて、彼が自信で災いの芽を潰しに来たのは、納得の行く経緯であると思います。
しかし、最終回でボスが戦場へ赴くと、かなりの確率で敗北するということをご存知なかったようで…。

道路を爆ぜさせ、ビルを貫通し、ほとんど怪獣なみのジャアクキング様(笑)。
それを迎え撃つ二人のプリキュアも、かつてない巨大なレインボーストームを放ちますが…、
あっさりと片手ではじき返されます(笑)。

「プリキュアなどにならねば、こんな目に合わずに済んだものを…」
「私はプリキュアになったことに感謝している。
だって、この手であんたをやっつけられるんだもの!」

「私たちは最後まで…絶対に諦めない…!」

ああ…なぎさ…多分、あんまり考えていない言葉なんだろうけど、
彼女の負けん気の強さが滲み出ています(笑)。この一本気な、男前っぷりが素敵です(笑)。

ここでポルンが決意を固め、怪獣なみのジャアクキング様に立ちふさがります。
プリキュアを助けるため、ジャアクキングの猛攻を防ぐポルン。
最終回の土壇場まできて、やっと役に立ちましたね(笑)。
簡単に考えれば、「すべてを生み出す力」を内包したジャアクキング様は無敵です。
しかし、全能の力よりも、誰かを想う心の方が上回る…そういう考えは大好きです(笑)。
ちょっと理屈っぽく考えると、ポルンの「プリキュアを助けたいと思う心」が、
プリズムストーンから力を引き出す、ジャアクキング様の「プリキュアを滅ぼしたい心」に、
うち勝った…という見方もできます。

そして、再度放たれるプリキュア・レインボー・ストーム!
メップルの話では、「プリキュアアクセルに力が漲って、パワーアップしたメポ」(略)
最初の一発よりも巨大で勢いがあります。なにせ、ビルを越える高さのビームなのですから(笑)。
しかし、それすら片手で防ぐ、ジャアクキング様。

「確かにあんたの存在はおっきい…。
 とてもあたしたちには適わない。
だけど、あたしたちは絶対負けない…負けるわけにはいかないの!」


「私たちには大事なものがある。大事な人たちが居る。
 ミップルやメップル、そしてポルン。
 そして、私たちを支えてくれるのはすべての命。
 私に繋がる、すべての命よ!」


「だから…」

「私たちは…」

「「絶対負けない…!!」」

高まるなぎさとほのかの心の力に抗いきれなくなってか、
ジャアクキング様は長年自身を苦しめ続けてきた、「すべてを食い尽くす闇の力」を放出します。

「お前たちにこの私を倒すことは、絶対に無理なのだ…」
「無理だってわかってる時でも…」
「やんなきゃいけない時だって、私たちにはあるのー!」

プリキュアの心の力が勝り、ジャアクキング様は飲み込まれていきました。
しかし、ここでジャアクキング様は勘違いをしています。

「これが…クイーン…お前の残した力なのか…!」

前クールでジャアクキング様を葬った際に、クイーンが現れたときと似た現象(プリキュアが光る)、
が起こってはいますが、今回はクイーンの力は発揮されていません。
何せ、光の園を守るのに、精一杯だと、本人も言っています。
クイーンがしたことといえば…二人とポルンを信じたことだけでしょう。
でも、この「信じる」という心の強さを思い至らなかったことが、
ジャアクキング様の敗因になってしまったわけです。
他者との繋がりを通じて、成長し、それを大切に思うなぎさとほのか。
自己の安寧をまず考え、世界と他者を二の次に考えるジャアクキング様。
恐らく、信じるなどという心の動きは、とうにジャアクキング様は捨て去ってしまったものでしょう。
しかし、その彼が不要と感じて捨て去った感情が、二人のプリキュアに力を与えたのです。
信じ、守るために戦い抜いた二人と、自己のためにすべてを犠牲にしようとしたジャアクキング。
その辺りに、最終決戦の勝敗の分かれ目がついたのではないかと考えています。

ポルンは眠りについたまま、メップルとミップルが虹の園で眠りに就くことを決意します。
ようやく、淫獣の汚名返上ですね…(笑)。
なぎさほのかは最上級生へ進級し、
小田島先輩やラクロス部の中川先輩(バンダナ先輩)は卒業していきます。
先輩、可愛いよ先輩(笑)! なんて粒ぞろいなんだ、ベローネ女学院は(笑)!
ほのかは在校生送辞を、即興で語り、好評を博します(笑)。
物語当初の彼女なら、こんな事はしなかったかもしれません。
なぎさとの付き合いや、プリキュアとしての戦いが彼女に良い影響を与えたのでしょう。
そして、キリヤらしき少年と出会います。
ジャアクキングとプリキュアとの戦いで、何かふっきれたらしいキリヤは、
光になって消え去りましたが、おそらく虹の園の「人」として再生したのでしょうか?
その辺りは見た人が様々に受け取れるようにぼかしてあったので、
明確な答えは用意されていないように思います。


思えば「二人はプリキュア」という物語は、前番組である「ナージャ」の商業的な失敗を受けて、
スポンサーサイドの「グッズを売る」という戦略が前面に押し出された番組でした。
あまり必要ではない、主要な物語に絡まないアイテムが出現し、それを扱うために話数が費やされたり、
と…いわば「枷」がある状態でストーリーを作ることを余儀なくされたお話でした。
しかしながら、「変身」物というキーワードとなぎさほのかの魅力的なキャラクターの造作、
彼女たちの「中学生」という、主要な視聴者層にとって「お姉さん」にあたる年齢への憧れ…、
さらに小さい視聴者層には、可愛らしいミップル・メップルやポルンなどのサブキャラクター等々、
様々な部分がヒットしたようで、商業的にもスポンサー様が満足されたようで、二年目が決定しました。
二年目には戦闘が無いドラマオンリーの話を作るような試みを、是非ともやって欲しいのですが…(笑)。
玩具も売れたんだし、スポンサー様もその辺りを考慮して欲しいのです。
なぎさほのかが友達とダベってるだけのストーリーも是非とも見たいですし(笑)。
商業的な成功があったからには、物語に自由な裁量を与えてくれるものと…、
私などは期待しているのですが…どうなんでしょうかスポンサー様(笑)?

ただ、金髪ツインテールの3人目を見て、萌えとか言っている方々に…呪いアレ(笑)!
まあ、そういったファンでもスポンサー様にとってはありがたいと思うので、ダイカンゲイデスヨ(笑)。
そして、この一年、プリキュアを観賞し続けた、同志諸君。戦友諸君。
敵は強大ですが、艱難辛苦を乗り越えてこそ、愛が産まれます(笑)。
MaxHeartも盛り上げていきましょう。そう、同志諸君の力が必要なのです(笑)。
ええ、勿論私も、ハンカチから使わない水筒まで…揃えましたさ(笑)!

──体はプリキュアで出来ている。
来年も貫き通す、犬小屋に巣くう駄犬の嘘のような本当のような、戯れ言です(笑)。


1月28日
■ 本日の購入物 
真月譚 月姫 2巻
幻想水滸伝V 8巻


ネロ先生最後の戦い…負けるな先生(笑)! 幻想種がカコイイです。
そして、ハルオが最後にちょっと登場しています。

どうやらあと2巻発売されて、10巻で完結するようです。
なんか、原作よりもいい感じでまとまりそうなのですが…(笑)。
これは、漫画独自の設定が入ったとしても、よい方向で進みそうです。
できれば、原作に囚われず、このままを維持して展開して欲しいですね。


1月25日
■ 美女で野獣 6巻 

茜、りりか、愛鈴の順番でローテーションしているようですね。
久々にシリアスな愛鈴が見られて私は満足です。
…ああ、表紙の話です(笑)。

今回はネコマタギ市から大阪へ遠征し、プロモーターである中島克美の友人である、
桜不二子のキャットファイトクラブのメンバーとの東西対決が実現します。
しょっぱなからかなり偏った大阪感を彷彿とさせる描写とともに、
すごい髪型の女の子がスーパー系の技で飛んでます(笑)。OK。いつも通りだ(笑)。
この濃さが美女で野獣の真骨頂ですね(笑)。

でも、先鋒の愛鈴が…ギャグの失敗で精神を砕かれ…一撃でノックアウト…(笑)。
もう、愛鈴は活躍できないのでしょうか…。
摩利みつきの伸びが著しいので、出番が奪われつつあります(笑)。
ああ…愛鈴が一番好きなのになぁ(笑)。
がさつっぽいけど、女の子らしいじゃないですか、この子は。


そしてまさかの茜敗退。いや、茜は実はけっこう負けているので違和感ないのですが…。
そういえば、茜と愛鈴は負けるけど、りりかは絶対に土が付かないですね(笑)。
やっぱり、りりかに土を付けるのは茜なんじゃないでしょうかね。
結局、茜がキャットファイトをやり始めたのも、りりかに負けてからですから。
茜vsりりかの決着は、山場、もしくは最終話あたりになるんでしょうね。
その前に、愛鈴の復権を…(笑)。

今回登場の関西陣営は、ナンバー1と2がかなりのイロモノです(笑)。
ナンバー2の裁花シズカは古流の使い手で、
普段はおっとりとした八重歯の可愛い、美女で野獣では珍しいタイプの女の子です(笑)。
まあそこは美女で野獣。普通の女の子はでてきません(笑)。
人形のような特異な動きで、茜を翻弄します。ただ、この戦いは…愛鈴が(笑)。
汚れ役の愛鈴のせいで、茜が気を取られて負けてしまうんですが…ああ…(笑)。

関西キャットファイトクラブ、ナンバー1の桃房ユウキ。
彼女が濃い(笑)。りりかと東西ナンバー1対決を行うのですが、

りりか「何、ソレ! スーパーロボット系!? ひょっとしてその傷、ホントに飛ぶ!?」

ユウキ「残念ながらこの傷は飛ばへん証や…
この傷はな…小学生のとき…どうしても『ロケットパンチ』が撃ちたくて、

まずは分離しようとして失敗した名残や」

うわー。いい!すてきな馬鹿だ(笑)。こういうキャラ作らせたらイダ先生は随一だなぁ(笑)。
初恋の人、『兜甲○』の名前入りのパンツを着用しているという濃さ(笑)。

後半は関西不思議話と、十文字斬蔵の暗躍など展開的にはヘビィなのに…。
まったく、かけらも、いつもと変わらないノリです(笑)。
最後は久々登場の茜の父、源一郎がすべて持っていってしまいましたが…(笑)。
最近はこういうノリの漫画があまり無いので、私は貴重に思っているのですが、
巻数でているので固定ファンがいるのかなぁ…。せめて、10巻はでて欲しいのです(笑)。

小綺麗で見栄えだけいい薄っぺらい漫画に飽きてしまった方には、
この生活感溢れる不思議時空、美女で野獣ワールドをお奨めします(笑)。


1月24日
■ プリキュア 47話

一切のキャラクターの声が入らないOPのなか…
「あ……キリヤ君……」
爆風から二人を救ってくれたキリヤにかけたほのかの声だけが響きます。
なんか、本当に最終回っぽい演出です。2年目続投の話が無ければ、かなり緊張したことでしょう(笑)。

ジャアクキング様vs闇の三戦士が合体した銀色の巨人との戦いが続きます。
ほとんど怪獣大決戦で、まるで別の番組のようです(笑)。
キリヤはどうやらずっと光と闇の世界の狭間を漂っていた様です。
そして、このままではジャアクキング様と銀色の巨人のどちらが勝利しても、
世界は闇の力に覆われてしまうと…。
その話を聞いて、なぎさとほのかが決意を固めます。
「何があなたたちをそこまで駆り立てるのか…」
驚いたような、それでいて納得したようなキリヤの声が非常に印象的です。

あ…今日の二人の戦闘シーンはかつてない程、表情がイイ!
なぎさは男前だし、ほのかは可愛い(笑)。
しかし、銀色の巨人にはなすすべもない…。
そして、虹の園のポルンがプリキュアアクセルを発射するも…、
遥か遠いドツクゾーンへ届く術もなく…。アクセルは途中で落下…(笑)。
しかし、長老の助言でポルンと石の番人が男を(?)見せました!
力を合わせた二人のビームは虚空を切り裂き…ドツクゾーンへ!
それを迎撃にでた銀色の巨人を、キリヤが阻止!
キリヤ…強いじゃないですか(笑)。
その後、プリキュアアクセルを装備した二人に、銀色の巨人が圧されますが、
間隙を縫ったジャアクキング様によってプリズムストーンが!

「まだ終わってない!」
「これ以上…あなたの勝手にはさせない!」


プリキュアアクセルを装備した二人をまったく寄せ付けないジャアクキング様(笑)!
そして、すさまじい威力の球体を放つジャアクキング様!
前回の戦いはやや消化不良でしたが、ジャアクキング様…その鬱憤を晴らすかのようなパワー(笑)。
そして、世界の狭間から虹の園へ逃れることができた二人を追って、
ジャアクキング様が虹の園へ…(笑)。
それより、私が一番気になるのは、ジャアクキング様でかすぎます(笑)。
闇の三戦士が暮らしていた洋館などはいうにおよばず…小山ほどの大きさがあるんですが(笑)。

ああ…今回もいいところでブツ斬りだ(笑)。
予告のジャアクキング様が、小山どころかGOZIRAですよ、あれじゃ(笑)!
そして、プリキュアマックスハートの予告が。

あの3人目…光の園の女王様にそっくりじゃありませんか(笑)?

娘…もしくは、光の園を維持するために力を使い果たした女王様が、
体を癒すために(カブキマンが虹の園の溢れるパワーに驚いていたし)
虹の園に降り立ってきたんじゃないでしょうか。

ああ…でもとりあえず、続投がきちんと確認できてよかった(笑)。


■ ガンパレードマーチ もうひとつの撤退戦 
うわ…もしもこの小説を初めての「ガンパレ」ものとして読んだ人がいたら…、
絶対に誤解する(笑)。幻獣が出てこなければ、普通の戦争物のような…(笑)。

どうもこの前に発刊された熊本撤退戦の舞台裏を描いた話で、
非常に面白かったのですが榊先生、趣味全開で書いてませんか(笑)?という感じです。
荒波司令やモコス小隊の佐藤さんに挿し絵のビジュアルがあれば…。
そのあたりが実に惜しいですね。特に佐藤さんはなかなか描写的に可愛いので。
ええ、姐御っぽいですし(笑)。


1月19日
■ 本日の購入物 
美女で野獣 6巻 


今回もやばいネタ満載ですが…まあ、それより愛鈴が汚れキャラに…(泣)。
いや、そういう親しみやすさが彼女の持ち味というかなんというか。
たまーにでいいから、戦闘でも活躍させてあげてください…。
表紙の格好良さと、本編での扱いの差に、ほろりときましたよ…(笑)。
いや、好きですけどね、こういうの。


■ 金色のガッシュ 19巻 
魔界の建造物に関する、仕込みの巻ですね。キャンチョメが何かの鍵を握っているようですが…。
ゼオンが魔界の図書館の特別な部屋において知った知識を、何故キャンチョメが知っているのか…(笑)。
その辺りがちょっと疑問ですが、まあ、後々で説明があるのでしょう。

サンビームさんとウマゴンが、生き残った強い魔物との戦いでレベルアップしていますし。
ウマゴンは気の弱いキャラですが、それは強さを内包した優しさゆえなのです。
いみじくも、清麿がいったように、「友達であるガッシュが傷付くのを嫌った」から、
清麿に(文字通り)噛みついていたわけですし。
そして、彼は本の持ち主であるサンビームさんと強い信頼で結ばれ、
自分の足で立って戦うことができるようになりました。
この戦いの結末がどうあれ、ウマゴンにとって得るものは多かったのではないでしょうか。

……本名が呼ばれることなく終わりそうではありますが…(笑)。

そして、魔界でのガッシュの級友レイン。その本の持ち主であるカイル。
この「強さを表面に出せない少年が、勇気を振り絞る」という話を書かせたら、
雷句先生の右に出る漫画家はいないので(笑)、今回も焦らして焦らして、焦らされまくります(笑)。
それだけに、レインの窮地を救うために、カイルが極大呪文を唱えるくだりは…感涙ものです。
というかまたこのおっさん泣いてんのかー、って自分でツッコミを入れてしまうくらいですが(笑)。

そういえば、週間連載でちょっと確認した所、あの城が「ファウード」らしいです。


■ ARIA 6巻 
アテナ先輩、可愛いよアテナ先輩(笑)。

私もこんなお姉さんが欲しいです。というか、何故いないんだぁっ!!!

「綺麗なお姉さん、好きですか?」
昔、こんな文句のCMが放映されていましたが、あまりにも愚問。

大好きに決まってるじゃないディスカ!

まあ魂の叫びはこのくらいにしておいて、6巻の内容ですが…。
三大水先案内人の見習い時代。アテナ先輩、可愛いよアテナ先輩…(笑)!
最初はアリシア先輩と晃先輩が友人同士で、そこへ同じ見習いであるアテナ先輩が加わるわけです。
今回は出会ったきっかけの説明だったので、何か他のエピソードも語られると嬉しいのですが。
それにしても、ARIA社長は昔から今のキャラだったんですね(笑)。
あのストローを使ったマジック、というか小ネタは、私上手くできないんですよねー。
だから、次々と成功させているアテナ先輩…。そこがしびれる、あこがれます(笑)。

そして、第6巻の目玉ともいうべき、火星ネコ子ネコ、通称『まぁくん』と
アリスの心の交流。そして、小さな優しい奇跡…(恥ずかしい台詞禁止)。
彼女は年若いので、恐らくは微妙に反抗期なのではないでしょうか。
頭が良く、技術にも秀でていると周りとの和が取りづらくなってしまうものです。
そして、やや孤立してしまっていた状況が、連載登場時のアリスの置かれた環境です。
そんな彼女も、灯里や藍華に出会って少しづつ険が取れてきたような感じがします。
姿を消した『まぁくん』を必死に探すアリスは、最初の険のある彼女ではなくて、
年相応の、そして、本来の優しい彼女の姿なのではないでしょうか。
この事件も、アテナ先輩の気配りのお陰で丸く収まりました(笑)。
アテナ先輩、素敵だアテナ先輩(笑)!

ところで、ARIA社長のメーテル姿は…一体(笑)。


1月16日
■ プリキュア 46話

窓を蹴破って、館内に突入する二人が格好いいです(笑)。

それにしても番人役に立たないなぁ(笑)。
せめて、プリズムストーンを発動させない能力とか持ってればいいのに。
ま、そんな能力があったとしたら、普通に話が成り立たなくなってしまうのですが…(笑)。

あ、とうとう闇の三戦士の企てが、ジャアクキング様に気付かれてしまいましたね(笑)。
手駒に裏切られたジャアクキング様のお怒りはすさまじく、プリキュアたちも一緒に、
ドツクゾーンへ引きづり込んでしまいます(笑)。
なぎさが自身の感情を吐露します。
その叫びに、まるで反応を見せない闇の三戦士ですが、
自由という言葉に反応します。

「ジャアクキング様に使えている限り、絶対我々の手には入らないものだ」

そして、ジャアクキング様からあふれ出す「すべてを食い尽くす闇の力」が、
世界を、星?を…飲み込んでいく様が映し出されていきます。
その後、プリズムストーンごと飲み込もうとするジャアクキング様と、
自由を求める闇の三戦士の対立…。
その力に対抗するために、合体した闇の三戦士の姿がイルクーボそっくりなんですけど(笑)。
まあ、それはいいとして…その対決の際に発生した衝撃波から、
二人のプリキュアを救ってくれたのは、キリヤ…!

せっかく出て来たけど、やっぱりこのドツクゾーン限定なんだろうな(笑)。
というか、普通に話し途中でブツ切りなんですけど…。待ったって…一週間長いですよ(笑)。


1月16日
■ トリニティ・ブラッド RAM −アポカリプス・ナウ− 

恐らくは今回のRAMが…トリニティ・ブラッドの小説としては最後の刊行になるのでしょう。
名残惜しいのですが、ガイドブックが発売されるそうなので、そちらを楽しみにしています。
氷の魔女の一連の計画−AXメンバーの各個撃破…並びに魔術師の暗殺−、鳥籠(バード・ケイジ)。
氷の魔女、ヘルガを欺くために人形遣いがケンプファーの体内に忍ばせた、
彼の魔術を封じる仕掛け。その振りだけという予定が、実際に魔術が封じられたのでさあ大変(笑)。
ケンプファーがさぞや慌てるだろうと思いましたが、寸毫もいつもと変わらぬポーカーフェイス…
どころかアベルを誘って遊園地でくつろぐという…でかすぎる態度が笑えます(笑)。

さすがは機械仕掛けの魔術師パンツァー・マギエル…私が見込んだ変態だけはある…(笑)。

まあ、彼の変態っぷりは置いておくにしても、
ゲルマニクスの兇王ルードビッヒが、実は美少女めいた美少年であったり、
ゲルマニクスという国家自体が、騎士団の手駒として運営されているという事情が垣間見え、
興味深くもあり、ルードビッヒは足が不自由にも関わらず剛胆で機知に富み、
レオン兄貴の胸毛にいたく感心を持たれたご様子でした(嘘)。
ルードビッヒ自身、騎士団を国内から放逐したいけれど、暗殺された先王の轍を踏むわけにはゆかず…
すぐれた仲間を必要としている…おお! これは10年前のカテリーナ様と同じ状況(笑)!
…ROMに登場しないのは、レオン兄貴がゲルマニクスに引き抜かれたからなのか…
などという想像が過ぎったりしました。でも、確かめる術はないのですよね…(泣)。

エステルと兇王という誤解のとけたルードビッヒが会見を開いて、
秘密裏に騎士団への対抗策を練る…という展開もありえそうですね。
騎士団崩壊後、もっと言えば…アベルvsカイン戦は前人未踏の規模で、
大破壊が行われる可能性もありますから。
その後で、国家群をまとめあげる強力な指導者が必要になるわけですし。
…カテリーナ様は病が篤く…その任に堪えきれない可能性が強いのですよね、現状。
アベルとエステルの別離というのは、エステルは表の権力で国を纏め、騎士団と戦う。
アベルは、人の手の及ばない超常能力集団である、薔薇十字騎士団…そしてカインを、
同質の力で抑えるという…居場所は異なるけれど、同じ敵・同じ目的のための同士である…。
そういう戦いを続けていく、そんな意味があの別れには込められていたと思っています。

そして、RAMシリーズ最終章、アポカリプス・ナウ。
全編のみの収録、というより先生が他界されたために書かれることがなかった、後編…。
そのプロットが載っています。…ああ…これを見て、想像力を働かせるしかないのですね(笑)。
大体の筋はわかるのですが…やはり、実際に読みたい部分は多々あります。

どうせ、TVで放映するのならRAMを放映して欲しいんですけど(笑)。
レオン兄貴も登場しますし、AXならびに騎士団メンバーもROMより多く登場しますから。
そして、できれば地上波で放映して欲しかったですよ…(泣)。
WOWOWのノンスクランブルでも、暇人じゃないですから、その時間にいられませんって(笑)。
そして、我が家の古いビデオでは、衛星放送の録画は不可能…く…。DVD待ちだなぁ…。

何はともあれ…先生の遺志が、少しでもアニメに反映されることを祈っています。


1月14日
金色のガッシュ 19巻
USB2.0インターフェースボード


先日、ガッシュ×清麿本を発見してしまい、戦慄して気力-100になってしまったリドリーです(笑)。
だって、ガッシュ子供ですよ、子供(笑)! いかんですよ、いかんですよ、それは!
というか…エゴだよそれは(笑)!
まあ、それはおいておいて、今回は突如出現した魔界の建造物についての話が進展するはずです。
週間連載読んでいないので、実はすごく楽しみにしています。

内臓HD買おうと考えたのですが、とりつけが面倒なので…外付けを購入することにしました。
それも、USB対応の差し込むだけのHDです。いやー、便利・簡単、容量増えて、万々歳!
そんな甘い夢を見ていたのですが、USB端子が足りないと言う巧妙な罠が張られていました(笑)。
というわけで…電気屋さんへ直行。喫茶店のマスターでもやっていた方が似合いそうなダンディに、
「すいません。PCの後ろにぶち込むUSBボードありますか?」
などと大雑把も極まる訪ね方をしたのですが、
店員さんは非常に丁寧に(安い買い物にもかかわらず)対応してくれ、
気分良く帰宅することができました。ありがとう、◎×△電気さん。
あなたのお店で、HDも買いたいんですが…
ポイントが使いやすい×ド◎シカメラさんにさせていただきます。
いやはや、申し訳ありません(笑)。
まあ、CD−Rは50枚入りとか買いに行きますので、ご勘弁を(笑)。


1月12日
■ 本日の購入物 
ARIA 6巻
ガンパレードマーチ もうひとつの撤退戦


ヒメ社長のモデルになった、天野先生の飼い猫が亡くなられたとは…。
私も一時期は10匹の猫たちと暮らしていたので、別れの哀しみは充分に知っております。
はぁ…そんな中、コミックスをきちんと刊行された先生のプロ魂には敬意を、
永眠された愛猫に対しては、謹んでお悔やみを申し上げさせて頂きます。

いきなりトーンを変えるのもなんなので…。
ガンパレードマーチは前回の小説で完結したと思っていたので、今回の短編は嬉しい誤算でした。
まあ、小説は山積みなので、読むのは先になりそうなのですがね…。


1月9日
■ プリキュア 45話

すげー、早くも3学期だ…(笑)。なぎさの年賀状が鳥の股焼きというセンスがイカしてます(笑)。

朝からいきなり、闇の戦士3人が攻めてきます。
追いつめられているらしく、痛みに耐えながらの攻撃をしかけて来ますが…。
あ、ポルンがあっさりとっ捕まった(笑)!
のこのこ出てきて、役に立たないなんてどういうことです(笑)!
そして、番人をベルゼイが鳥かごへ閉じこめていた理由を話します。
どうやら、近くで観察し、プリズムストーンの制御方法を学んでいたようです。
ベルゼイの呪文で石が番人のプリズムホーッピッシュへ…。
闇の3戦士がとうとう、プリズムストーンを手に入れてしまいました。
その後、彼らの館へ乗り込む決意をするなぎさとほのか。学校で級友達の思い出を振り返る二人。
何やら最終回っぽい雰囲気で進んでいきます(笑)。

夕日の中で互いの安全を祈り、平和な日常へ戻れることを誓い合う二人。

そして…夕日を背に…変身…!

3戦士の館を臨む崖を走り降りる二人。
その目指す先には…プリズムストーンの光り輝く柱が…っ!!
うわ…やっぱり最終回っぽい演出だ(笑)。
気になります。というか、正月如きで一回潰れてしまったのが非常に惜しいです。


■ ファイアーエムブレム 覇者の剣 9巻
今回は名勝負が目白押しです。
そんな中、冒頭でアルがハルトムートとかつて魔竜だった竜族の娘との間に出来た、
竜と人とのハーフであることが判明します。
半竜であることは、知られたことでしたが、まさかハルトムートの直系だったとは…。
こうなると現在、もっともベルン王国の王位を継ぐ権利を有しているのは、
アルと言うことになりますね。
まあ、血の濃さだけで言えば…ということになりますけど。
嫡出子、非嫡出子に限らず、まともな王家なら王位継承権を、
王、または最高意志決定機関(議会など)に与えられていなければ、王位に就くことはありえませんから。
よく時代劇で殿様の御落胤が、守り刀など身分を保障する物を与えられているのは、
こういった背景からです。
話をFEに戻しますが、アルの養父がどうやら闇魔法を独自に極めた、特異な部族であることも、
臭わされ…もしかすると、悲しい父と子の対決が繰り広げられる可能性もあります。

ジードvsガント。
ジードも最初出た当時は、こんなに良いキャラになるとは思いませんでしたが(笑)。
彼の部下の死による誤解も、妹の死も、戦争の悲劇という言葉で括られてしまうものでしょうが、
それが故に、戦争による悲劇を語っているようで…胸に迫る物があります。
ガントが、姫を守るために、ジードの想いを理解しつつも、こう言い放ちます。

「自分の愛する者のために命をつくす…騎士が望むものはただそれだけ!!」

ガントの語る「愛」は、男女の愛情ではなくて、親愛や敬愛などという情理を現していると思います。
ここで、忠誠というやや表面的な言葉ではなくて、わかりやすい愛ということばで、
騎士としての自分の姿勢を現したガント。それは、ジードに生の言葉で偽り無く語りたかったという、
彼の無骨な性格と、真っ正直で不器用なその精神を現して居るものであるといえましょう。

姫の 「いつかわかりあえると思っていた…」
そう。様々な戦場で幾たびも、これまで何度も語りつくされた言葉です。
それでも、人は戦わなければならず、戦を回避できなかったために、良い人間を殺してしまう…。
最終決戦だからと言って、味方が正義…と簡単に割り切ってしまわないところが、
非常に好感が持てる描き方であるといます。

その余韻も冷めやらぬ内に…

『ぬぅんっ!!!』

「ぬぅん」の一言で、無数の兵を単独で蹴散らす、マードック将軍。
ぬぅんじゃーないでしょ、ぬぅんじゃー!!
あー、もう。どこから突っ込んでいいやら(笑)。まあ、その辺りムシして、一言いえば…
その無茶な戦法と戦闘力、私は大好きですよ、マードック将軍(笑)!

ロイを一蹴し、その後の友情の集団攻撃もものともしません。
さすがはマードック将軍。そこがしびれる、あこがれる(笑)!
片手でロイの剣を掴み、ゼフィール王が如何に哀しみの中生きてきたかということを語り…
粉砕します! …粉砕しましたよ、片手で…。恐らく、ゲームでこの時期なら銀の剣装備してるはず…。
銀の剣を! 思想を語りながら! 片手で粉砕!
私を萌え死させるつもりですが、マードック将軍(笑)!!!


身体が精神を現すかのように、極めて強固な主君への忠誠。
それに対するロイは、供に戦ってくれる仲間への想い…それをぶつけます。
ゼフィール王の哀しみの正体を知ったとき、ロイはどう行動するのでしょうか?
恐らく、それは、非常に分かり易いものであるため、ゼフィール王を憎みきれなくなるかもしれません。
しかし、憎しみや怒りではなく、それとは別の感情を彼が抱くことができたなら、
この覇者の剣において、ロイはゼフィール王に勝利することができるのではないでしょうか。
まぁ、アルが戦ってしまう可能性がありますけどね(笑)。
そして、できればエッケザックスを継承して欲しいんですが…。

最後にリリーナが、

「ロイ…あなたにはゼフィール王のような力も、深い悲しみもないかもしれない…
でも、そのかわりあなたの正義についてきてくれた仲間がたくさんいるのよ!」


ゼフィール王やマードック将軍は、歴史に名が残る名将であることでしょう。
武力や知力では、ロイ達個人個人では及ばないかもしれません。
しかし、ゼフィール王達が優れているから、他者の意志を無視して、
人間という種に贖罪を求めるというのは、いささか傲慢なやり方であるといわざるをえません。
楽しみにしている方のために伏せておきますが、ゼフィール王の哀しみは、極めて陰惨なものです。
シンプルであるがゆえに、他者に理解しやすく、側で見てきたマードック将軍のように、
シンパシーを憶えるものを作りやすい、あまりいい言い方ではありませんが、「分かり易い悲劇」です。
ですが、待って下さい。
個人が絶望したからといって、すべての同胞を葬る権利が、一個人にあるというのは飛躍しすぎです。
「英雄未満の勇者達が英雄を倒す」
覇者の剣のテーマは、それに集約していくのではないかなーと勝手に思っていますが。
さて、ここでアルが絡むといろいろ厄介なのですが、
どう料理されていくか、いち読者として楽しみにしています。


1月7日
■ ハウルの動く城 キャラクター編 


□魔法使いハウル
ヘタレヘタレと事前に言われていましたが、全然、まったく、そんな事はありません。
普通のやや気弱な、悩める主人公です。
ぶっちゃけ、ヒロインに励まされて行動できる主人公はヘタレじゃありません。
自分が死ぬという直前まできて、命が惜しくなって自棄で出撃する、
というくらいのレベルじゃなければね(笑)。
「なぁんでボクがぁ、戦わなきゃイケナィンダヨォゥッ!!」
とか言い放って人が死ぬまで駄々こねてなきゃ、ヘタレではありません。
宮崎監督のヘタレ認識の甘さがここにありますね(笑)。
監督、実際のヘタレとされているアニメ主人公は、こんなに勇気はありません(笑)。

「君」と「ぼく」の幸せがあるためには、
「君」と「ぼく」の外側におっきな幸せがなけりゃいけない。
おっきな平和がなけりゃいけない。


こんな格好いい台詞を言える人間は、ヘタレじゃありません(笑)。
よく「他(自分以外の他者・組織・国家)はどうなってもいい…自分だけ」などということを、
ヘタレの皆さんは口にするものです。
けれど立ち止まって、ちょっと考えてみて下さい。
地球が壊れてしまったら宇宙空間で生存できない、我々人類はお終いです。
そして、パレスチナの難民の例を挙げるまでもなく、国家が崩壊したら幸せな暮らしなんてできません。
公共の幸福はある程度、個人の幸福を守る殻でもあるという事を、少しは認識しないといけませんね。

□ソフィー
最初は宮崎アニメの女性では珍しいタイプの女性でしたが、
荒れ地の魔女に呪いを掛けられてからが本領発揮。
すさまじい『老人力』で突っ走ります! この時点で普通の、宮崎アニメヒロインになってます(笑)。
夜の間はのろいが解けているというのは、ご覧になった方はわかったと思いますけど、
ころころ年齢が行ったり来たりしているシーンがあるのは、
恐らくソフィーの心の揺れ動きではないでしょうか。
あの呪い自体、元気の無い状態のソフィーだからこそかかってしまったものだと思われますし。
彼女が動く城でパワフルに、元気になっていく毎に、曲がっていた腰は伸び、皺も減っていきます。
あの、ソフィーの年齢がころころ入れ替わるシーンでは、不安や希望などが入り交じっているので、
外見の年齢が左右されてしまったのではないでしょうか。

呪いが解けても髪の毛の色は戻りませんでしたが、ハウルの髪の毛と掛けているのでしょうしね(笑)。

□荒れ地の魔女
美輪様が演じてらっしゃるソフィーに呪いを掛けた魔女です。
ソフィーに呪いを掛けたシーンや、ハウルの「恐ろしいヒトだった」という言葉が、
俄然、ラスボスっぽい演出を醸し出していました。私も登場する度に緊張したものです。
しかし、魔力を奪われ、年齢相応の外見に戻されてからは一気に「ギャグキャラ」に(笑)。
なんか、当初言われていたほど悪い人じゃないような…(笑)。


□かかしのカブ

漢です。漢前です(笑)!!

全編通して男前です。物言わぬかかしゆえに、
その無言の優しさ、ダンディズム溢れる動作が、私の心を捕らえて離しません(笑)。
最高にヒーローしていたシーンは、崩れ落ちた斜面をすべり落ちるソフィーたちを助けるため、
自らの足をストッパーにし、足がぼきぼき折れる中、みんなを助けるするシーンはまさに男前でした。
思わず劇場から「おお…」という低い歓声が響くくらいに(笑)。
というかこのシーンのせいで、

ハウルよりヒーロー色が濃くなってしまったのは仕様なんでしょうか(笑)。

ところで、あの呪いを掛けたのはサリバン先生なんじゃないですか。
隣国の反戦派である王子を呪いで封じて、戦争を引き起こす。
そのくらいやりかねませんって、あのヒトは(笑)。

□王宮の魔法使いサリバン

本編最大、最強、最高の悪役です(笑)。

昨日の雑記でも書いたように、この人とラストバトルしてくれて、
ハウルとソフィーの愛の力で攻撃を打ち破ることができたら、
エンターテイメントとして、分かり易くまとまったと思いますよ。ええ、本当に(笑)
本当は、「愛の力で勝てたら」って書きたい所ですが、それは無理っぽいです。
なにせ先生の下っ端のムシっぽい使い魔と戦って、ハウルは一杯一杯でしたから(笑)。
王宮で会ったときも、先生が起こした津波を押し返すくらいやってくれると思ったら、
逃げるので精一杯でしたからね(笑)。

ところで…ラストにサリバン先生が言った、
「そろそろこの馬鹿げた戦争を終わりにしましょう」

という言葉に騙された方が多いようですが、この人はいい人じゃありませんよ(笑)。
あれは恐らく、いや、絶対

「そろそろこの馬鹿げた戦争を(我々の勝利で)終わりにしましょう」

ということではないでしょうか(笑)。
上で紹介しているカブこと隣国の王子ですが、
恐らくは緊張関係にあった隣国の王子を、「戦争を起こさせないために話し合いましょう」とか、
言葉巧みにおびき寄せて、お供の者は惨殺。王子には呪いをかけたのでしょう(笑)。
そして、隣国から消息についての問い合わせが来たなら、
「王子の一行は我が国には着いていません。ご無事をお祈りしております」
などといけしゃあしゃあと言い放ちそうですよ、この人(笑)!
ま、サリバン先生にしてみれば、小学生レベルのごくごく初歩的な策謀術ですよ。

サリバン先生の悪役っぷりから鑑みるに、映画になった宮崎ワールドでは、
老練なドーラ@天空の城ラピュタくらいしか対抗できる人材がいません(笑)。
クシャナ殿下? 私も愛していますが、真に残念ながら殿下は純粋すぎて手玉に取られます(笑)。
油婆婆さま? 商売人ですから、権力者には逆らえませんよ(笑)。
ムスカ? はは…あんな小物、太刀打ちできる器じゃありませんよ(笑)。

昨日も書いたとおり、ハウルにそっくりの従卒を従えているあたり、
サリバン先生にも可愛いところがあるなーとは思うのですが(笑)。

宮崎先生が「戦争を始めたり終わらせたりしているのは、一見して悪人には見えない人なんだよ」
というメッセージを籠めているのなら、サリバン先生の立ち位置が非常に興味深いモノとなり、
「ハウルの動く城」という物語自体の見方も、いろいろ変わってくるでしょうね(笑)。


□カルシファー
我修院氏がそうとうこなれたのか、ノリノリで演られたのか、カエルの時より地声に近いのか、
その辺りはわかりませんけど、かなりいい味出してました(笑)。
悪魔の割にかなりお人好しです(笑)。これは人間にダマされるよなーとしみじみ思いました(笑)。
かなり強い悪魔なんじゃないかと思ったら、
解き放たれた姿が、サリバン先生の行使していた落書き系悪魔と同じ(笑)。
……最低でも12体使っていたサリバン先生…恐ろしいヒトだ…(笑)。

□マルクル
普通のショタです(笑)。食べていたベーコンが旨そうでした(笑)。
□ヒン
原田大二郎をなぜ使ったのかよくわかりません(笑)。いい味だしてましたけど。


1月6日
■ ハウルの動く城 

まず最初に誤解を解いておかないといけませんね。
木村拓哉氏の演技を期待されている方…

普通です。演技普通です(笑)。

からネタとしてはあまり面白くないかもしれません。
野々村真氏よりは、全然上です。まぁ、巧くはありませんけどね(笑)。
ただ、鑑賞に堪えないレベルじゃありません。叫ぶとちょっとボロがでますけど(笑)。
うーん。あの王様のブランチでの特集かなにかで見たときは、もっと酷かったんですけどね。
木村拓哉氏の演技が(悪い意味で)かなり話題の中心になっているので、
もう、CMで普通に喋らせてもいいと思いますよ。
というかそろそろ本当に誤解の魔法を解いて(笑)おかないと、人こなくなっちゃいますってば(笑)。
最終的に映画館満員になりましたけど、確か「千と千尋」はもっと立ち見がでるくらいでしたからね。

全体的な映画としての評価を書くと…
若い監督が作ったものだとしたなら、80点くらいはあげてもいいとおもいます。
ただ、宮崎駿監督作品だとするのなら、評価は落第です。
監督が関わってないのではないかと思えるほど、まとまりがありませんでしたね。
すべてというわけではありませんが、登場人物の行動が突飛で、
脈絡がなく、予備動作もないので、普通に理解に苦しみます。
一番酷いな、と思ったのはソフィーが動く城を一度破壊して、
すぐに「ハウルを助ける」ということで再生するシーンです。
…熱心に見ていたんですが、どうして再生したのか理由がわかりません(笑)。
一番盛り上がったのは、魔法がかけらも使われない、
ソフィーvs荒れ地の魔女が階段を競って登るシーンでしょうかね(笑)。
美輪様の怪演が鋭く、怪しく、鈍く煌めきます(笑)!

あれはかなり吹きました(笑)。
面白いシーンが幾つもあるんですが、それを悪い意味で補うように、
─魔法や機械についてではなく─『人間の心理描写』で突飛な部分がありました。
実に惜しい。極めて惜しい。本当に惜しいです。
もっと分かり易く言えば、『二次創作で色々と補完したくなるような』感じでした(笑)。
……井上さん、関わってませんよね…(笑)。

今回のハウルは、事前にいろいろ危惧されていた木村拓哉氏の演技ということより、
宮崎駿監督の采配にミスがあったのではないでしょうか。

世間的に大受けしたけれど、大きなお友達には不評だった『千と千尋の神隠し』ですが、
それよりもトータルバランス的に落ちてしまうと思います。
これはやはり、監督には少し休養をとって戴いた方がいいのではないかと、
いち犬小屋の主人としては老婆心ながらご心配差し上げる次第でございます…(笑)。

となりの子供連れのお母さんがハウルにうっとりしてました。
ソフィーを花畑に連れていったシーンで思わず、

「…ハウル…(ここで感極まった溜が入ります)…ステキ…(恋する乙女のようなまろやかな声で)」

と呟いてしまうほどに(笑)。
その視点から考えれば、恐らく成功なのかもしれません(笑)。

最後に、最大のモノと私が信じるネタバレを。(以下反転)

真の悪役は、ソフィーに呪いを掛けた荒れ地の魔女ではなく、
ハウルの師匠である王国の相談役である魔女、サリバンです(笑)。
ぶっちゃけ、この人の悪役っぷりはほれぼれします(笑)。理想的な権力を駆使した悪役っぷりです。
…極めて個人的感想なんですが、サリバン先生とハウルがラストバトルをやらかして、
打ちのめされたハウルを助けに、ボロボロになった動く城であの面子を率いたソフィーが王宮へ乱入。
っていう展開だと、分かり易く物語が盛り上がったと思いますよ(笑)。

ここからは私の推測なんですが、戦争を理由にハウルや魔法使いを招聘し始めましたけど、
実際は『ハウル』個人をもう一度呼び戻したくて、戦争起こしたんじゃないですかね(笑)?
や、少なくとも私にはそう見えましたよ。
だって、従卒の弟子達が、みんなハウルそっくりなんですから(笑)。
サリバンのハウルへの愛は極めて深い物があります。


1月5日
■ 本日の購入物 
ファイアーエムブレム覇者の剣 9巻
ドワーフ アーミーガイド
鋼の錬金術師ブックインフィギュア RED
民明書房大全
トリニティブラッド RAM −アポカリプス・ナウ−


ジードの死。そして、マードックとの決戦など盛りだくさんな9巻です。
扉絵の三竜将揃い踏みの絵にあった、ブルーニャ姉様がステキです。痺れました(笑)。
ドワーフアーミーガイドは、いずれ買おうと思っていたものですが、
あっさり見つかったので購入しました(笑)。表紙のイレズミをした兄貴ドワーフ達は、
ドワーフスレイヤーという恥を注ぐために強敵に挑み、命を落とすことを望んで旅する猛者達です。
ハガレンのブックインフィギュアは偶然発見したものですが、
番外編の書き下ろしコミックスに引かれて購入(笑)。いや、フィギュアの出来はいいですよ。
魁! 男塾で有名な民明書房館をまとめた一冊。
男塾で引用された民明書房館の奇天烈な本を紹介しています。
宮下あきら先生ご自身がユニークな方なので、そのコメントを読むだけでも非常に価値があります(笑)。
…ジャングルとか毒書って流行らないカナー(笑)。

そして、トリニティブラッドRAM−アポカリプス・ナウ−
やはり、今回も完結編となるアポカリプス・ナウ(後編)のプロットが記されていました。
ああ…これは心底に読みたかったなぁ…と思わせる展開でした。
私のお気に入りのケンプファーが、もう1人のお気に入りであるバルタザールを殺すという辺りは、
知的な二人の会話を聞いてみたかったものです。
機械仕掛けの魔術師ケンプファー毒竜の王バルタザールを高く買っているようですし。