−雑記帳−2003年8月 戻る

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9月30日
■ 仮面ライダーSPIRITS 受け継がれる魂U

ゼクロス編中心の設定本。バダン怪人の設定、ラフ画も載っています。
前回にも増して、インタビューが熱い。
「ヒーローっていうのはなりきらなきゃ。
だって、俺なんかでも怪人入っててやっぱりなりきっちゃうもん」

あー、もう、格好いいなくそぅ!!ヒーローは演じるよりなりきるものなんですねっ!!

「計算ずくで泣かすというよりは、自分もバケツ10杯は泣けるんだから、
読者もバケツ5杯は泣けるだろうと。そういう気持ちで描いています」

…すいません、先生。多分、私はバケツ30杯は泣いてます。
「でも、ボクが子供のころに受けた感銘は、こんなものじゃない。キッチリとお返しするまで、
まだまだ終わらせるわけにはいきませんよ」
やっぱり心構えからして違うんだよなぁ。多分、面白い漫画描いている先生に聞いたら、
何かしらこういう答えが返ってくるんじゃないかな。
村枝先生、これからも頑張って下さい。
 

 

■ 秘密結社でいこう!!
両親を失った間竜太郎は、足長おじさんジョン・スミスから援助を受け、学業に専念していた。
しかし、スミスの死によって、悪の秘密結社を相続した竜太郎。
物騒な事を相談する幹部達をまとめ上げて、平和を守って行かねばならない。
4人の幹部は、怪人から昇格した叩き上げの武人、獣魔将軍ミーア。
身体の70%を改造したニヒルなサイボーグ、ライバーこと舞那螺子。
足が不自由で車椅子に乗っている、怪人製作の小学生クララ博士。
アメーバのように不定形に自由に変形できる幼稚園児並の中学生、生物体エックス。
ちなみに全員女の子です。
いわゆる特撮物の敵方組織を、面白可笑しく書いていております。
この系統の話は、事前の知識を相当に要求されてしまうので読み手を選びます。
しかし、知識がない読者にも面白く読めるよう、涙ぐましい作者の努力がみられますが……。
あまり、成功しているとはいえません。
ですが、知識量が多ければ多いほど、ぐんぐん面白くなります。
私の知識量が60%くらいだとするとさらに多くの知識を持っている人は、
散りばめられているコネタに気づいたはずです。
そういう意味で実に惜しい作品です。
…正直な感想を書きましょう。すげー、面白かったです。
特撮とか古いアニメ(ゲッターとかマジンガー)が好きで、ギャグが好きな方必見です。
特に私以上の知識をお持ちの方は、読んで下さい。

■ 改造人間でいこう!!
秘密結社でいこうの続編。前回は、後半ミーア中心の話でしたが、今回はライバーとクララです。
クララ博士の作る童話怪人が、初めて登場します。
上の感想では書きませんでしたが、昔、こういうネタを考えた事があったんですよね。
黄泉返った復讐の皇帝ネロと腹心パトラッシュの話とか。
常人で乗りこなせない天空のブランコを乗りこなすだけの、改造人間ハイジ等々…。
大抵は、妄想で終わってしまう世界がこの小説には広がっています。
しっかりとした骨格と血肉を与えられて。
どうやらこの世界では、沢山の秘密結社が、それこそ世界各国に存在するようです。
前回登場した、米国のCHOKER。かなり危険なネタ振りをしてくれました。
そして、今回登場する、ヨーロッパの組織CORSET、アフリカのゲムダル団。
2巻目は、どうやら結構発売までに1年かかったようですが、次巻は順調に出してもらいたいです。
あとがきで作者先生の興味深い交友関係があきらかになります。
フルメタルパニック読んでいる人は、あとがき見てください。
それで興味が湧いたら、買ってみましょう。最近ハズレの多い、スニーカーで久しぶりに当たりです。
ただし、人をかなーり選びますが。

■ マリア様がみてる 真夏の一ページ
いつも通り安定して面白いです。今回は三編の短編が入っています。
というか巻数を重ねて行くほど、人物関係の積み重ねのお陰か面白さが増していきます。
最初は祥子さまの男嫌いを克服させるために、祐巳っちたちが花寺と協力して作戦を練る話。
どうでもいいけど、花寺学院高校…「家の学校にはゲイだけでなくオカマもいます」って…。
すげー、学校だ。近所に男子校が無かったから、よく解らないけど。
高校の頃の理数系のクラスが、処刑教室みたいなエライ廃墟のようになっていたけど…。
あんな感じじゃないのかな? 実際どんなんだろうか。
次の話は志摩子さんと乃梨子さん中心の、おじいさんと一緒。
これ、マリみてのHP覗くと、難しかったとか書いてありますねぇ。
よく読んで、人物関係を整理しながら読み進めば、把握できます。
甲之進とタクヤくんの説明(HPの日記)に、惑わされてはいけません。
最後は黄薔薇日記。これだけ男が出てきません。男イラネーという人は安心して読めるでしょう。
ただし、ページ数少ないです。
私は小説・漫画に限らず最低でも二度は読みます。
一度目は話の把握。二度目は登場人物の立場を考えながら、読みます。
当然、一度目は一時間〜一時間半くらいで読み終わりますけど、二度目は時間かかります。
プロファイリングじゃないですが、キャラクターの立場を考えながら読むと結構趣変わりますよ。
嫌な奴だなーと思ってたキャラの立場と性格を踏まえると、ストーリー自体が新鮮に見えますし。
でも、何度も言うようですが時間かかります。
それに、自分で面白いと思った小説だけにした方がいいですよ。
私は全部やってるかって?
失敗したなーと思う本を購入することは、100冊に1冊くらいです。
さすがに雑誌とかは当てはまりませんが。
 

 

9月28日
■ファイズ 35話

イヌタク強ぇー!まあ、劇場版ほどの動きじゃなかったけど。
まあファイズは登場時の強さがMAXで、以降どんどん下がるので安心できませんな。
というかファイズギアいらないじゃん。
それにしても、同窓会の話ひっぱるなぁー。今日話してくれると思っていたのに。
途切れ途切れの回想を見ると、同窓会の時期にはすでにイヌタクオルフェノク化していたと。
流星塾のメンバーが犠牲になったようだけど、なら草加はなんで反応しなかったんだろ?
「あいつは……」とか回想があってもおかしくないと思うけど。
まあ、そのあたりも来週明らかになるとは思うけど。
今週、最も感動したのはスタッグビートルオルフェノク。
なんたる紳士か!
わざわざ用件を相手に告げて、わざわざデルタギアを装着する時間を与えるとは!
感動した。ご冥福をお祈りします(半分本気)。
なんか、ソードフィッシュあたりからゲストオルフェノクが格好いいんですけど。
あと、そろそろ具体的に草加が何したいのか詳細な説明が欲しいなぁーと。
スマートブレインをぶっ潰すのはいいけど、漠然としてるからナージャの悪役以下なんだよね。
 

9月27日
■ マリア様がみてる 子羊たちの休暇

夏休みに祥子さまの別荘へ招かれる祐巳っち。
姉妹水入らずのラヴラヴ空間を夢見る祐巳っちだが……。
前半から中盤はギャグ。後半は、小公女セーラ。
私は好きな話に感情移入してというか、主人公に100%味方して読んでしまう性質なんです。
そのせいか、後半辛くて辛くて。誰か助けてやってくれ、祐巳っちを!
絵に描いたような意地悪お嬢様達に虐められる祐巳っち。ハァハァしてる奴、反省しろ!
瞳子にも「祐巳さまマゾなんじゃないですか」とか言われるし。
まあ、最後はいつも窮地に発動される底力で危地を脱出。
あー、こっちが緊張で肩凝りましたよ、ホント。
この巻読んで思ったのが、祥子さまと意地悪お嬢様たちの誇りの差。
ベクトルが違うんですね。祥子さまは内側、意地悪お嬢様たちは外側。
祥子さまは、誇りが自身に向けられているから気高く、良い意味でのプライドを持っている。
意地悪お嬢様たちは、誇りの副産物にばかり目がいって…言うなれば中身スカスカ。
もっと言ってしまえば、権威と財力をたてにして上から見下すことしかしない。
この辺りのお嬢様たちのかき分けが非常に良かったです。
今回読んで思ったけど、このシリーズはお婆さんが実にイイポジションにいる。
リリアンが古い歴史を誇っていることが、お婆さん達によって明らかになるというか…。
年齢を経た、それこそ戦争体験もある人を描写することで、深みが出てきている。
もっとお婆さんについても語りたいんだけど、ほとんどの話の核になる部分にいるからなぁ。
ま、この辺りで。
そうそう。紅薔薇姉妹ファンの方々、安心して下さい。
祥子さまと祐巳ちゃんラヴラヴなので。
嵐の後は青空が来る。ま、そういうことです。

どーでも良いことですが、柏木先輩の株が私の中で急上昇です。
最初の印象が悪すぎたので、最近見方が変わりました。
特にこのシリーズ、何冊かまとめて読んで人物関係を把握していくと凄く面白くなっていきます。
正直、一巻だけでは訳分からない部分もあるので。
まあ、深く考えなければ平気なんですけどね。
 

 

9月26日
■  ラブロマ 1巻

事前情報無しの、書店買い。
帯のCLAMPお気に入りに惹かれて購入決定。
何故かというと、漫画の実力はともかく面白い漫画を見極める目には一目置いてますので。
で、肝心の内容ですが…実にいい。なんか、久々にいいものを見せてもらった感じ。
内容は実にシンプル。
高一星野くんという少年が、突然、同級生の根岸さんという少女に告白。
最初は拒絶されつつも、周囲の介入もありつき合っていく二人。
なんか普通の話だな。キャラの立ち居振る舞いが変。
変人っぽさがキャラ立ちしてる。なんていうか、とても自然でいい。
絵柄に最初抵抗感があるかも知れないけど、読んでみて下さい。
実に新鮮な感動があります。
今日の第一印象、まんまと騙された漫画(いい意味で)一号。

星野「返事もらえませんか?」
根岸「ちょっ、ちょっと待ってよ。私あなたの名前も知らないし」
星野「星野です」
─中略─
根岸「別に私フツーでしょ」
星野「かわいいです」
根岸「いやっ……っていうか……」
根岸「こんなトコで告白すんなー!!みんな見てんだろー!!」

↑教室
青春してるなぁ、お前らぁ(ナルトのガイ先生風に)!!

■ JUNKFORCE 1・2巻
変テコな形の戦車に惹かれて購入。まあ、戦車が見れればいいや。
などと軽い気持ちで読み始めましたが、なんか私好みの切ないストーリーが入ってる!
てっきり、主人公(男)がちやほやされるだけの漫画だと思っていたのに…。
というより主人公は影が薄いし。
荒廃した地球、火星移住、ナノマシンとSFキーワードが沢山入っているんだけど、
ハードSFゲイの人々にとっては、腹が立つ話もあるかもしれない。
まあ、私はあまりその辺拘らないと言うか、込み入った説明されても分からないしね。
このくらいが丁度いいかな。だって元々サイエンス・フィクションだし。
メンバーがお気楽に見えるけど、環境を考えれば空っぽの陽性でないんだなーと。
主要メンバーでは筋肉少女ウーティとメカ娘マメットがお気に入り。
特にマメット絡みの話は、切ないの多くてもー。
今日の第一印象、まんまと騙された漫画(いい意味で)二号。

■スネークオルフェノク 可能だ、スネークオルフェノクなら疾走態とのレッツコンヴァインが可能!!
万歳、スネーク、スネーク万歳!
でも、MONONOFUはあまり似合わない。コンバットナイフなら似合いそうだけど。
 

 

9月24日
■ 仮面ライダーSPIRITS 5巻

ゼクロスの脳内女性の正体が!実はお姉ちゃん!
まあ、業界じゃ有名な話なんでいまさら誰も驚かないとは思いますが。
しかし、実姉の妄想(幽霊)が取り憑いているなんて、うら…業の深いライダーだ。
ニードルは“最高のタイミングで横から掠め取る”ことをこれから狙っていきそう。
でも、そうすると御影に消されそうだなぁ。
というかゼクロスを過剰に追いつめすぎると、カニ・カマキリ・ジゴクの三ロイドも危ない。
ゼクロスたんハァハァな、御影なので敵味方関係なく攻撃するかもしれない。
後、ジュクの秀。彼下級戦闘員として出てくるのかな。
その時のゼクロスの苦悩が実に楽しみ(ラ・モール風にニヤリ)。
このSPIRITS読んでいて一番感じたのが、苦悩というか痛みが明るい。
変な言い方をしたかも知れないけど、
昨今のアニメ・漫画の一部にある粘着質な悩みや痛みとは別格というか。
エヴァのシンジが悩んでるのは蹴り飛ばしてやりたいけど、
ゼクロスが悩んでいるのは童心に孵って「ぜくろすがんばれ!(わらしのように叫べ!)」
と思いたくなる。これも感性の産物なので、分からない方には分からない。
ま、クレイジー(←日本語で書くと怒られる。英語便利!)の産物とお考え下さい。

■ ホースオルフェノク疾走態 購入しちゃいましたよ、疾走態。すげー格好いいというか…箱空けてすぐ思いました。
やばい…もう一体欲しい。だって、脚動くんですよこれ!
残念ながら一般のオルフェソフビとは、腰の内部の作りが逆なので、
大胆な改造を施さないと、他フェノクを疾走下半身に繋ぐことはできなさそうです。
MONONOFUシリーズの細剣を持たせてみましたが、思わず惚れそうなくらいイカシます。←死語
↑のシリーズ、刃の部分が鉄で出来ているので質感が実に堪りません。もう一個買っておくんだった。
と、ここで気づく。疾走態の右腕、なんかやけに灰色っぽいんですけど。
黒と灰色のグラデーションっぽい配色なのに、そこだけパイプの色!
まさか、この格好いい疾走態は不良品かっ!!!!
まあいいや。もう一体買おう。

マリみての同人誌
わんさと購入してきました。読んだ感想。
みんな、そんなに白薔薇さま好きか!私も大好きだ!
という感じでしょうか。だって、ネタが多いこと多いこと。
まあ美少女好きでセクハラ親父の白薔薇さまは、動かし易いキャラなんでしょうが。
同人誌だと、祥子さまは祐巳ちゃんのちょっとした仕草に、萌えている変人になっていました。
祥子さまは祐巳ちゃん激ラヴなのは、ネタとして使いやすいのでしょうかねぇ。
 

 

9月21日
■ 雷句誠短編集 玄米ブレード

熱血伝道師雷句誠先生の短編集。そういえば、サンデーってあまり短編集出さないよね。
TVアニメの支援砲火の一種かな。
先生が一番恥じていた、最初期作品バードマン。
これが最も熱かった。
他のがつまらなかった訳じゃなくて、一番濃いエッセンスが詰まっているというか。
原点ここにあり!というか。
何か書きたい事が凄く濃縮されていて、本当に面白かった。
…そういえば、最近ジャンプの読み切りでこんな漫画無くなっちゃったよなぁ。
それも、かなり長い間。ま、理由は考えるまでもないけど。

■魔術士オーフェンはぐれ旅 我が聖域に開け扉(下)
本当に長かったシリーズ、最終巻。
正直な感想を書くと、「第2部は、この上下巻だけがまともだった」という印象。
第1部の文体に近くて非常に読みやすくて、オーフェン読んでいる感じがした。
世の中本当に難しい。面白い作品が面白いまま終わることが。
エンジェルハウリングの、無闇に文飾過剰で読みづらくて鬱陶しい文章が非常に辛かったので。
それが影響を及ぼした第2部は、私のとっては非常に辛かった。
まあハッピーエンドということで、由としておきますか。
コルゴンが生き残った事には腹が立つんだけど。それにしてもハーティア、何しに来た?
しかし、士があの士だったとは……。

■ファイズ 34話
イヌタクがウルフオルフェノクに!大変だぁ(棒読み)
劇場版の設定が早くも生かされて来ましたねぇ。早く戦闘してくれないかな〜。
やっぱりプニちゃんは生き返るようで。まあ、心配してなかったけど。
でも、流星塾の同窓会の話はいつ話すんだろうか?
早くしないと、「え、今頃!」って事になる気がする。
情報は鮮度が重要。今更聞いてもどうしようもないよ!ってなことにならないといいけど。
後の流れとしてはイヌタクフェノク化→ラッキークローバーに加入→ヒーローへ戻る。
ということになるとは思うけど、気になることはひとつ。
イヌタクはいつ死んだの?オルフェノクに殺されたわけじゃないから、オリジナルだよね。
オリジナルは、死を経験して自力で生き返って…まあどちらにしろ死なないといけない。
ファイズは脳内補完を余儀なくされる部分が多いけど、これは説明が欲しいな。
一言、「子供の頃、死にかけたことがあった。実は本当に死んでいて覚醒していたのかもな」
とかとってつけたような説明台詞でもいいので。ええ。
私はファイズに対しては、見方が実に甘い視聴者ですから。無茶なこと言わなきゃ納得しますよ。
まあ、無茶なこと言っても雰囲気で騙されて納得するかもしれないけど。
 

 

9月17日
■  マリア様がみてる パラソルをさして

レイニーブルーで、気にかかっていた方々。
溜飲が一気に下がるので、じっくりたっぷり読んで下さい。
結構焦らされるんですけど。詳細は種明かしになるので、深くは語りません。
あっ、白薔薇さまはでてきます。これだけは書いておかないと。
それと新聞部の三奈子さま。セコイ役回りが多かったので嫌われてるかな〜と思ってるんですが、
私は結構好きです。この話の行動でファンが増えるといいけど。
レイニーブルーで心配した人は、すぐに読んだ方がいいですよ〜。
祥子さま見てると、ラインハルト思い出す。
外見は完璧で、いろいろ万能にこなす凄い人。
でも、傷つきやすくて繊細で、少女のように感受性豊かで……。
…いや、まあ、祥子さまも年齢的に少女なんですがね。
祐巳ちゃん頑張って、祥子さまを支えてあげて下さいな。
あー、もー、祐巳ちゃんいい子だなぁ…。
あ、この辺で止めにしておきます。あんまり喋るとやばいんで。
最後にひとつだけ。まんまと先生の掌中で転がされてしまったなぁ…と。

■  マリア様がみてる レイニーブルー
同一の時間を、三人の視点からそれぞれの問題を抱えながら見ていく、三つの短編。
三人ていうのは、志摩子さんと由乃ちゃんと祐巳ちゃん。
志摩子さんって、不器用ならもうちょっと楽に生きられたのにね。
色々と器用にできちゃうから、自分の内面をさらけ出さないで生きてこられちゃう、と。
不器用なら、必死にもうちょい正直に生きてこられたのかもしれないのに。
表面的には器用だけど、内面的には不器用極まりない…と。
いみじくも、ロサ・カニーナが言っていたように、
「あなたは努力して、今日の藤堂志摩子像を作り上げてきた」ということで。
まあ、乃梨子さんを姉妹にするに当たって、志摩子さんの不器用さがでてしまった。
それが志摩子さんの話。

“でも、由乃は半年前のひ弱な少女ではない。
身体に改造手術を施して、スーパー由乃にパワーアップしたのだ。”
いや、なんつーか由乃ちゃんの話はこの一言に尽きる気がする。
黄薔薇革命のある意味再来なんだけど、こういうステップを経て、
二人は進んで行くんだろうなーと。一番どきどきしないで読めた話。

祐巳ちゃんの話が……。あんまり書かないけど、辛い。
悪いことを言わないので、この本と一緒に次巻「パラソルをさして」も買いましょう。
あー、苦手なんですよね、こういう話。面白いけど。詳細は上で。
 

 

9月16日
■  無敵看板娘 5巻

容赦ないです。このお話。ある意味、現在のチャンピヨンを背負ってたっている漫画です。
もっと言ってしまうと、これ意外面白い漫画がありません、チャンピョン。
格闘系ギャグ漫画として名を馳せていた、バキも停滞しているし…。
今、チャンピョンで最も熱い流血漫画と言えるでしょう!
女の子が普通ここまでやられないだろう、ってくらいにボコられます。
最初驚きますが、いつかそれが楽しみに変わってきますので注意。
まあ、ギャグですので。なにしろ、ヒロインが第一話でゲロ吐きますから。
今回、一番のお奨めは第51話、戦慄のドレスアップ・ショウですね。
昭彦がある意味、いままでで一番酷い目に遭います。
リアルタイムで、立ち読みしてて戦慄に駆られました……。
「私ならこのページの2コマ目で死んでいる、いや、死ぬと断言できる!!」と。
以前、ハレの立場になったら三日持たないと書きましたが、私が彼の立場になったら……。
正直、小1時間持ちませんな!(断言!)
だって、あれ、大戦鬼に殴る蹴る極められるわけですよ。
昭彦偉いなぁ…あれだ、あれ。痛みに耐えてよく頑張ってる!(進行形です)
でも、好きなのはめぐみと先生。ごめんよ、昭彦。
ちょっと褒めておきます。
この漫画の偉い所は、萌えを売りにするはずの女性キャラが、皆さん、
殴られたり・蹴られたり・放り投げられたり・トンデモない目にあったりして、
滅茶苦茶顔が崩れまくるところ。そうです。いつもいつも可愛い人などいません。
なんていうか、欠点ほど愛おしいもんだよ、浅薄萌え者諸君?
 

 

そう言えばマリ見てがアニメ化するらしい。
メジャーな時間を避けて、深夜にやってくれればなぁ。
十三話くらいなら、1巻を忠実に再現した後にオリジナルエピソードで終わらせるとか。
二十六話あるなら、じっくりまったりやって欲しい。しかし、声優さん全員女性だよなぁ。
うーん、華やか。できれば、アイドル声優さんは使わないように。いや、できればじゃなく絶対に。

*えー、ちなみにアイドル声優さんの定義。アイドル声優さん好きな方は読まない方がいいっすよ〜。
顔が可愛くて、演技が下手。人気原作付き漫画のアニメ化に乗じて、キャラを踏み台にして人気を得た人。
ま、こんなところでしょうか。捕捉がある方、ご一報下さい。

 

 

9月14日
■ マリア様がみてる チェリーブロッサム

新学期、代替わりした薔薇さまたちと新入生の顔見せの話。
祥子さま、令さま、志摩子さんがそれぞれ紅・黄・白の三色の薔薇さまにランクアップ。
…うーん。まだ、違和感があるというかなんというか…。
もう少し巻数進まないと、慣れてこないかもしれないなぁ。
そうそう、新入生の二条乃梨子さん。
どうやら、先代白薔薇さまが救えなかった志摩子さんを救えるキーパーソンなようです。
まあ、基本的な部分は、この巻で解決してしまうんだけど。
リリアン外部から来た乃梨子さんの反応が結構新鮮で、ある意味面白い。
同級生を「名前+さん」付けで呼ぶとか、上級生には「さま」を付ける等々…。
志摩子さんって、チェリーブロッサムまで結構外面しか分からなくて、
徐々に徐々に内面を語っていくっていうか……。
この話で、根本的な悩みとか家庭事情とか色々と分かっていきます。
今後、スポットライトが当たっていくんだろうなぁ〜。
まあ、乃梨子さんはいい。問題は、松平瞳子さん。
やばい。祐巳ちゃんが虐められそう。なんか、要領良くて頭の回転と立ち回りが上手い。
やばすぎる。でも、祥子さま+祐巳ちゃんカップリングがデフォルトだったら、
まあ、予定されたハプニング程度なんだろうけど。うーん。
昔は、小公女セーラ楽しく見られたんだけどなぁ…。
ちょっと、祐巳ちゃんに危機が迫っただけで、虚心に読んでられなくなった。
祐巳ちゃん・祥子さまの仲がピーンチ、待て次巻!
という展開で、次巻売ってなかったらどうしよう…。年のせいか、堪え性が無くなってきてるので。
やっぱ、見つけたらまとめて買っておきますか。

■ ファイズ 33話
祝、社長さんオルフェノク化!!
社長さんの猛攻に、澤田君、危うくお亡くなりになりそうに!!
でも、ビルから落ちた衝撃の方が、ファイズたちの攻撃より威力ありそうな気もするが…。
ま、まあ、木場っちも人間体で助かっているし、気にしないようにしましょう。
一点に集中した力と、拡散した力の差ということで。ええ、まあ。
スティングフィッシュオルフェノクくんは、ちょっと虚弱体質だったということにしましょう。
通常キック一発だもんな〜。ごめん、スティング!
でも、社長さんの側近の黒薔薇親衛隊(仮)。結構強かったなぁ。デザイン格好良かったし。
デルタギアがあったから、それへの引きとしてカイザが圧倒されたんだとは思うけど。
ま、親衛隊が強かったと言うことにしましょう。
だって、ラッキークローバーを始末するために派遣されたんだし。
さあ、来週はイヌタクもオルフェノク化するのか!!
っていうか、予告のカイザとデルタは誰が変身してるのかな?
あー、すごく来週が楽しみだ〜。
あ……プニちゃん死んでしまうとは何事か!なんか、生き返るっぽいので気にしてなかったんだけど。
さーて、TVでは誰が“眠れる王”なんでしょうね〜。
 

 

9月10日
■マリア様がみてる いとしき歳月(前・後編)

薔薇さまたちの卒業を主軸に、幾つかの短編を組み合わせた前・後編のお話。
あー、薔薇さまたちがいなくなった後の、山百合会は想像できないっ!!
祥子さまと怜さまと志摩子っち。三人が薔薇さまの称号を受けるのが、想像の範疇を越えている。
男塾の膨らんでいたころの大豪院邪鬼みたいで、桃がその存在感に成りえるのか…と。
短編とか読んでいると、志摩子っちにはまだまだ秘密がありそうだし。
楽しみだけど、次巻読めるかなぁ。読みたいような、読みたくないような。
いいセリフが沢山あって、うーん。感想はあれだ、一日くらい経た方がまとまり易い気もしてきた。
まあ、今回確信したのは、祥子さまは星を見ている人で祐巳ちゃんは地に気配りしている人だと。
頭が良くて凛々しくて、でも純粋で傷つきやすい祥子さま。
とりえが無いようで、実は他人を癒すことが上手い祐巳ちゃん。
ある意味、永久氷壁に捕らわれた姫君のように、余人を寄せ付けない祥子さまには、
祐巳ちゃんの太陽がいーい具合に作用して行くのだろうなぁ〜。
あー、これはフィーリングで分からなかったら分からないでいいです。
難しいなぁ、言葉で表現するのは。
 

 

9月7日
■マリア様がみてる ウァレンティーヌスの贈り物(前・後編)

ウァレンティーヌス、聖ヴァレンチヌスの方が有名かな。
恋人たちの守護聖人様の日、つまりバレンタインデーにまつわる話です。
表題のバレンタインデーイベントの本編・外伝・後日談をミックスして前・後編になってます。
あー、女子校なのになんでバレンタインが関係あるのかって、説明は不用ですね。
今回は、あまり出番の無かった(内面描写の無かった)志摩子さんの、心の内が描かれた話があります。
この子は、こういう子だったのか、と。いまさらながらですがね。
ちょこちょこ臭わす所はあったんだが……まだまだ私も甘い。
それにしても、白薔薇さまが男前で……いやぁ、惚れちゃいそうですねぇ、まったく!
全体を総括しての感想としては、ゆっくりとラグナロク(北欧神話を学んで下さい)へと
向かう感じが出てきてしまったなぁと。つまり、薔薇様たちの卒業。
だから、次の前・後編何時読もうかなぁ……。
新訳の君主論が出たから、そっち呼んでからにしようかな。薔薇様たちが卒業後なんて、想像つかない。
どうなるんだろう、これから?
しかし、ファイズのEDテーマ曲聞きながら、50g1500円のウバ葉の紅茶を飲み、
薔薇のアロマを炊きながら、マリ見て読んでいる20代後半のおっさんは世界に一人だろうなー
などと考えてもみたりしてます。

■ファイズ 32話
私的にはちょっと、不満な展開。けーたろーは良いにしても海堂はちょっと。
あの伝言のやり方はうーん。分かりやすいと思うんだけど、もう少しやり方があった気がする。
それと、ゴージャスな中年の男(公式ページに書いてあった)、ソードフィッシュオルフェノク。
格好いいわ、この人。短時間だけど、ファイズ&スパイディー相手に有利に戦っているし。
それと、くだらないことで北崎さん変身するし。見られるとは思わなかった。
ドラゴン(仮)なんだろうけど、なんとなくデーモンの方がしっくりくるデザインだった。
来週は、社長さんの変身が見られそうだ。いやぁ、待ってましたよ!!
社長さんの設定だけは、劇場版・小説版双方とは違う形になって欲しいと節に祈っております。
 

 

9月5日
「マリア様がみてる」が売ってない!
方々探し回ってようやく発見しました。売ってはいるんです、売っては。
でも、きちんと巻数毎に読みたいじゃないですか?
ロサ・カニーナ以降が無くて、置いてあるのは新刊ばかり。
いやー、暑い中苦労しましたよ。
ウァレンティーヌスの贈り物(前・後編)
いとしき歳月(前・後編)
4冊ゲットしました。ゆっくり読もうと思います。
 

 

9月1日
人が少なくて、殆ど貸し切り状態。
いやぁ、じっくり堪能できました。できれば、このくらいの人数で観たいですね。
映画館は堪ったもんじゃないだろうけど。

■ 劇場版仮面ライダー555&爆竜戦隊アバレンジャー
アバレサマーはキンキン中!
TVを見ていないので、分からない部分もあったけど子供向けとしては及第点では?
後ろの方の子供たちは笑っていたし。
設定を良く知らないけど、白い服を着た子供がボスなんだろうか。
一つだけ気になる点を。
あの巨大なブラキオサウルスは、戦っちゃいけないのか?
あれが参戦したら、氷の爆竜もイチコロだろう。あの大きさだし。
まあ、多分母艦ユニットだからだろうけど〜。
 

 

パラダイスロスト
事前の予想よりも、面白かった。話自体は所々気になるけど、私には許容範囲内です。
豪華なアクションを堪能しましょう。
なんか、アクセルモードの方が、ラストのブラスターモードよりも印象に残っているのですが……。
何故だろうか。ネタバレは↓に背景と同色で書いてあります。
楽しみを減らしたくない人は、見ない方がいいですよ。
一万人のライオトルーパー軍団が圧巻。序盤から、楽しませてくれます。
これでもかというくらい、バイクスタントが実に格好いい。
ライオトルーパーのソフビ、欲しくなっちゃったなぁ。
一万人とは言わないから、せめて百人、いやいや十体は、うーん三体くらいは欲しいな。
CG使いまくりで、実に派手な戦闘シーンの連続。
空飛ぶサイガ、クレインオルフェノク。サイドバッシャーに、ホースオルフェノク疾走態。
ファイズ知らなくても、特撮が好きだったら見に行きましょう。
下手なハリウッド映画観るより、お腹一杯になれます。
あ、パンフレット買えました。
 

 

とりあえず、TV版とどう兼ね合いを付けるのか興味深い点を箇条書きで。
ネタバレが含まれてますので、映画未見の方は注意!↓

・ 村上社長に指示を出していた顔の人たちは誰なのか?オルフェノク元老院でもあるのだろうか?
・社長さんが首だけになった原因は?
・スマートレディは、社長さんの麾下じゃなくて、さらに上の人の指示に従っているみたい。
・上記は小説版だとさらに微妙に設定が違うので、どう収斂選択されてTVへ用いられるのか。
・オルフェノクの王が、TV版と同じならば木場勇治がマンションを追い出されていないことの説明が付く。つまり、逆境において鍛えたいけど、家賃滞納でホースオルフェノクが大家さんに殴り殺されるのは×だと(冗談です)。
でも、気になりますよね、普通。勇治達を本当に殺したいなら、社会的にスマートブレイン社の力を使ってライフラインを絶てばいいんだし。劇場版では、海堂と結花を使って木場の精神をスマートブレインの意向に添えるように誘導していたしね。
さてさて、TV版はどうなることでしょうか?
・小説を購入しようと検討している方へ。オーガは出ますがサイガがでません。
一応、注意しておきます。